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0:20 シンクの製作過程 1:32 固定方法 1:56 排水方法の工夫 2:14 交換ホース品番(25A用 TO-192S) 2:28 小さなシンクで洗顔する工夫(実践編)

平成10年式の中古ACTYにシンクを自作したのは6年前、1人用車中泊仕様にしました。ポータブル・トイレ(PPQ335)も積んでいるで、煮炊き、歯磨き・洗顔などの整容含め、生活に必要な最小限の機能があります。家族旅行を除き、遠方の出張などでは、こんなポンコツが大活躍です(*^-^)b。Honda Acty Kei Van

交換排水ホース品番 『25A用 TO-192S』 細いねじ径25mmのものはホームセンター売ってません。
https://www.google.co.jp/search?q=25A%E7%94%A8%E3%80%80TO-192S&sxsrf=ALeKk014h6jQ1GH4gwG9T8XeCB1g5AatQA:1590205979388&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=2ahUKEwirkpX0isnpAhVaeXAKHfNWDTUQ_AUoA3oECAwQBQ&biw=1366&bih=625

http://kapybarafj8.web.fc2.com/acty.html#galley
キャンピングカーに欠かせないのがベッド、トイレ、そして勿論ギャレー。ベッドは荷室にマットを敷き、トイレはポルタポッティを積めば良いのですが、ギャレーは水用ポリタンを積めば良いと言う訳にはいきません。大自然のど真ん中ならまだしも、駐車場や道端で顔を洗ったり歯を磨いたりなんて無理! もっと身近にはちょっと手を洗うといってもポリタンと洗面器(→ポルタポッティに捨てる)では極端に不便です。

理想的には汚水は床に孔を開けて外に排水するのがベストですが、以前のハイエースの経験から、垂れ流し状態ではいちいち地面にバケツを置かなくてはならず非常に面倒、P泊で気軽に水を使えません。そこでアクティの車外下のスペースを探したのですが、ホンダの車作り精神にはこうべが下がりますm(_ _)m。徹底して無駄が無くどこにも排水タンクを設置するスペースが無いのです。

結局、バンコンでは一般的な車内に給水および排水タンクを置くことにしました。とりあえず10Lタンクが2つ入る設計にしましたが、そのうちジャッキアップしてもう一度下を覗き、どこかに少しでも排水タンクを付けられるスペースがあったときのために、20Lタンク1つ(給水タンクのみ)にも入れ替えられるような大きさにしました。現物合わせで縦×横×高さは39×48×56cmです。

はじめに材料の選択です。本当は白系の大理石調メラミン樹脂合板が欲しかったのですが、ホームセンターなどでは手に入りません。安く簡単に仕上げるつもりでいたので、側板はジョイフル本田で買った白系の化粧ベニヤ、天板は不要になったそれこそ大理石調(メラミン樹脂)の応接セットテーブルをばらして使いました。シンクは顔を洗うことを考え、もう少し大きめの物が良かったのですが、パジェロミニに付けようと思って買った小型のものを流用しました。ポリタンクが入るスペースから天板の大きさは自ずと決まってしまうので、空いたスペースにカップホルダーを2つ加えました。削った部分には水がしみ込まないよう、どこでも売ってるクリアのコーキング(セメダイン8060)を断面に塗布します。これがまた緩衝材として働きカップホルダーもガタつきません。

天板外周の断面中央に幅2mm程の溝を刻み、モールをさきのセメダイン8060で接着していきます。欲張らず、一面を貼ったら重石を載せて固まるまで一晩待つくらいのつもりでやるのが綺麗に仕上げるポイントです。つまり、3辺なら3日かかります。溝はグラインダーを使いましたが、スチール用は幅が広すぎるため、幅のやや狭いステンレス用カッターで刻みました。側板は、これらを全てコンパネなどの合板で作るとかなり重くなります。そこで化粧板とベニヤで日の字型に組んだやや厚い合板の枠を挟んで木工用ボンドで接着し、中空の軽量のものを作りました。これらをキャンピングカー家具用部品でつなぎ合わせて外観は完成です。中の底板とその継ぎ目には水漏れによる木部の劣化や荷室の錆びに備えコーキングを薄く一面に塗っておきました。

次に配線と固定です。
アクティのバッテリーは荷室床下前方の中央部にあります。陽極からすぐ50Aのヒューズが繋がっておりこの先に端子があるのでそこから分岐します(写真の赤テープ部)。配線は運よく左隣にウインドウォッシャー液のメインテナンスボックスがあるためここに5Aのヒューズを固定、陰極もこのシャシーから取りました。ここから床下を左後方(写真では右上方)へ配線を這わせ、床に開けた孔から配線を出しておきます。この先に二極の接続端子を付けて配線完了です。

さて、最近の規制緩和でワンボックスにギャレーがあっても車検のときに取り外す必要が無くなったようです。しかし、アクティーは手狭。残念ながらギャレーが一部、エンジンの点検孔(カバー)に掛ってしまいます。よって車検はもちろん点検の際にもギャレーを外さなくてはいけません(Θ_Θ`;)。
そこで考えた?のが、5分で脱着可能、横揺れにも強い固定法!!

この手の荷物を積んだ車の惨劇は往々にしてコーナリング時に起こります。もちろんローリングの不安定な車の特性上、コーナーを攻めるわけでもないし、ましてやダートコースとは無縁です。最大の危険地帯は高速に入る際のインターチェンジ也。私が兼ねてより感心するのは、サイコロの如くどんなにポータブルトイレが荷室で転げまわっても、例え520が横転しようともウンコぶちまけということは皆無なのです。それだけセットフォードの技術が優れているということなのでしょう。ただし、やはり洗浄用のきれいな水は少々漏れてきます。いずれにしろ、トイレもギャレーも倒れぬに越したことなし。
ギャレーは車の左側面に置いてあるので、右コーナーで倒れることはありません。左コーナーに差し掛かった時が危ない! そこで左側(壁側)前後2点固定にしました。この利点は脱着が簡単であること、エンジン直上に孔を開けなくて済むことです。
前方はアクティに限らず貨物車ならよくあるタイダウン・フックを利用しました。そして後方はリング状のアンカー(Φ8mm)を使います。孔を開けたところはタイヤハウスの直上なのでナットを2つ使いロックナットとします。これらをΦ10mmのボルトで固定し終了です。ガタつかないようにシンクの下には厚さ1cmほどのフォームシートを敷きました(マッサージチェアを買ったときの梱包材、取っといて良かった~(^x^;)。)
因みに、こんな小さなシンクですが、歯磨きはもちろん、洗顔も無理なく出来ました(平成24年4月7日)。

★★★ただし、キャンピングカーとして8ナンバー登録をする場合の構造要件は以下になりますので、ご注意ください。
① ★大人2人以上の就寝設備(1.8m×0.5m以上/1人、上方に0.5m以上、一方(足方)の0.9m以下では、0.3m以上の空間)
② 水道設備(10リットル以上の清水タンクと ★10リットル以上の排水タンク)
③ 炊事設備(固定されたコンロ、 ★床から天井まで1.6m以上の空間)

『キャンピングカーの構造要件』の詳細は以下を参照願います。
国土交通省
https://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/kensa/PDF/kubun4-1-3-4.pdf
https://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/kensa/kns07_2.htm
バンテック社注釈
http://www.vantech.jp/qa/07.html

【 軽キャン手作りシリーズ 】

⓪-1 シンクの作成(2012年4月)

⓪-2 軽バンのリアゲートを中から開閉できるよう改造(2015年10月)

① 食器収納テーブル(2019年10月)

②-1 車外排水タンク(2020年1月)

③ リクライニング収納ベッド(2020年5月)

④ 断熱塗料 アドグリーンコートE 刷毛塗り全塗装(2020年4月)

手作りスモーク サンバイザー(2020年5月)

⑤ 軽キャン革命 室内シャワールーム(2020年11月)

⑤-2 誰でも作れる簡易シャワーパン(2020年11月)

⑥ 1400円でシンク作製(2021年5月)

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